①INCI(インキ:化粧品原料国際命名法 International Nomenclature of Cosmetic Ingredients)
→米国PCPC(Personal Care Products Council)化粧品団体が作成している。
日本では民間団体 日本化粧品連合会がこれをもとに表示名称を作成している。
https://www.jcia.org/user/business/ingredients/namelist
・1表示名称=1INCIでないものがある
※例:赤104(1)=CI 45410、Red 28、Red 28 Lake
・エキス関係等 問題があるもの修正があることがある。
※例:ハトムギエキス→ハトムギ種子エキス
日本化粧品工業連合会ではHP上では変更の記載はないので注意
https://www.cosmetic-info.jp/jcln/detail.php?id=3998
②IUPAC命名法:International Union of Pure and Applied Chemistry
→化学界における国際的な標準ルールにより命名される化学物質命名法
・メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、トリデカン・・・
・OH:オール
③アルカロイド:alkaloid
→植物に存在する窒素を含む天然由来有機化合物(塩基)。
薬理作用があるが、毒性も高い。
※ニコチン(たばこ)、モルヒネ(ケシ)、ベルペリン(キハダ科)、モルフィン(アヘン) 等
④エステル
→酸+アルコールからなる化合物(酸・塩基触媒脱水反応)。油分として化粧品等に利用される。一般的に常温常圧で液状のものをエステル油という。
※パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル 等
動植物固形のものでロウ・ワックスが天然エステルある。
※ミツロウ、ウルシ果皮ロウ 等
④加水分解
→植物油から高級脂肪酸、アルコール、水を生成させる分解反応(強酸、強塩基+熱)。
劣化により、褐色や変臭がこの原因であることがある。
※他 アミノ酸+糖類 →メイラード反応
⑤還元
→酸化の逆。電子を得る、酸素を失う。水素を得る。
日用品の効果効能はこの現象によって、エイジングケアや洗浄をすることがある。
⑥慣用名
→古くから利用されている名称。IUPAC名と異なる
※苛性ソーダ:水酸化ナトリウム
※炭酸ガス:二酸化炭素
※アセトン:プロパン-2-オン
⑦揮発
→液体が、常温で気体となって蒸発すること
※蒸気圧曲線:クラウジウス・クラペイロンの式→精製で重要
化粧品で揮発性シリコーンなど利用される(あっさりした感触になりやすい)
⑧保存効力試験
→菌を強制的に摂取させて、防腐力を試験するもの
日本薬局方で規格設定されている
⑨微生物限度試験
→菌がはいっているか調べる試験
製品の衛生管理で設定される
⑩アレニウス式
→反応速度を予測する式。経時安定性を簡易的に予測する相関式。
一般的に日本では40℃6カ月が室温で3年相当と言われている。
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