乳化を行う際、
使用感からあぶらの種類、量を決めます。
あぶらの平均所要HLBをもとめ、
界面活性剤HLB 上下選択肢あぶらの1/10量をめやすに2変数関数にて計算するのが一般的です。
これはExcelを利用すると簡単にできます。
まず設定です。
ファイル→その他→オプション→アドイン→ソルバー アドイン→設定 OK→データタブにソルバー設定完了
https://www.hello-pc.net/howto-excel/solver/
所要HLB 量 %
ミネラルオイル 10 10
高級アルコール 15 5
エステル油 7 3
とすると平均あぶら所要HLBは10.89です
界面活性剤を以下のものを選択したとすると
HLB 量%
低HLB界面活性剤 5 x
高HLB界面活性剤 18 y
この量は x+y=1.8 ∴y=1.8-xとして界面活性剤平均HLBとあぶら平均所要HLBの差を0として
ソルバーを行えば自動で出ます。
良い世の中になりました。
変数が1つで複雑でなければ最適なものを自動で予測してくれます。
x=0.98、y=0.82
今回は乳化の話ですが
この世界ある事象は他の自称につながっています
回帰分析・重回帰分析をつかいこなせばいろいろと効率よく物事がうまくいきます
なお、粘度のない乳化系入浴剤のような処方はあぶらの量1/10を低HLB界面活性剤の量にし、
高HLB界面活性剤の量を変数に計算すると安定性が良いものができる傾向があります。
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