安定化成分 増粘

液体にとろみをつけると乳化安定性向上しっとり感や使いやすさ向上、高級感等が向上される

乳化安定向上の原理は
水と油は比重差があり分離する傾向にあり、
粘度により重力の影響を少なくする(ストークスの原理)作用によるもの

水溶性増粘剤、油溶性増粘剤と種類がある

<水溶性増粘剤>
・カルボマー:Carbomer 卡波姆
→アクリル酸系合成高分子(ポリマー)。抱水性が高くサラサラしやすい。原料自体は強酸で微生物にも強い。アルカリで増粘作用があるが、塩類により減粘作用がある。

・ペクチン:Pectin 果胶
→天然ポリマー。柑橘果皮等から抽出される多糖類。カルシウムによりゲル化。食品にも利用される(ジャム、ゼリー)。微生物栄養になりやすいので注意。

・キサンタンガム:Xanthan Gum 黄原胶
→微生物由来天然ポリマー。アニオン性(カチオン注意)。乳液美容液に配合、しっとり感演出。キャベツに含まれる成分で、トウモロコシでんぷんから抽出しブドウ糖等炭水化物を「キサントモナス菌」を使って好気発酵してつくる。ファンデーション、アイシャドウの固形化の結合剤目的としても利用される。芽胞菌注意。

・CMC:セルロースガム
→食品等に利用される。ややボソボソする。最近ナノファイバーの開発が盛んである。

・ケイ酸(Al/Mg):Magnesium Aluminum Silicate 硅酸铝镁
→Si,Mg,Al等の無機物から合成された純白色の粉末。リキッドファンデーション、メイクアップベースなどの顔料分散系や、エマルション等に安定性(懸濁性)維持や触感の改良(伸びを良くする)などを目的に用いられる。

・ベントナイト:Bentonite 膨润土
→天然の粘土である。水系で膨潤性、増粘性、チキソトロピー性を発現。水系での増粘やフィラーの分散性向上を目的に、顔料の分散、エマルジョン安定、粘土鉱物による使用感(伸びの良さ、なめらかさ、しっとり感)の付与で使用される。

・(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー
→増粘剤であるが、高分子乳化剤として利用されることもある。





<油溶性増粘剤>
・ロウ:ミツロウ
・ワックス:マイクロクリスタリンワックス
・高級アルコール:ベヘニルアルコール
・ペースト油:比較的分子量が大きい物、極性部分的にある
・有機変性粘土鉱物(オイルゲル化剤):ジステアルジモニウムヘクトライト、ステアラルコニウムヘクトライト
・パルミチン酸デキストリン:ヤシ・パーム等脂肪酸とデンプン由来のデキストリンからなる。オイルゲル化機能のほか、オイルの増粘、乳化の安定化、顔料分散効果、ワックスの感触改良(油性感の軽減、結晶抑制)効果。サンスクリーンやメークアップ化粧品で利用される。










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コメント

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Toshihiko Suzuki

おかげさまで1,000アクセスされました!
今後も更新がんばります。

どうも日用品関係の情報をまとめる人です。
2021年4月2日からブログ毎日更新。

↓日用商品成分相談、販売検討している方は↓

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