血行促進(皮膚温度向上)効果として「血管拡張型」「局所刺激型」がある。
血管拡張細胞に栄養供給し、老廃物除去作用がある血液。
血行停滞するとクマ、くすみ、脱毛症など発生する。
<血管拡張型>
・センブリエキス:Swertia Japonica Extract:日本獐牙菜(SWERTIA JAPONICA)提取物
→血行促進「血管拡張型」。九州から北海道幅広く自生するリンドウ科センブリ属薬草センブリから抽出するエキス。鼻につく独特臭。胃腸虚弱、下痢、腹痛、脱毛に対して効果がある漢方として使われている。昨今育毛剤・育毛シャンプーとしても製品化されている。フラボノイド(大豆イソフラボン、果実アントシアニン、お茶カテキン)やポリフェノールが豊富で抗酸化作用(キサントン)、血行促進(スエルチアマリン)・心臓血流量増加・老化防止がある。
・トコフェロール(ビタミンE)または誘導体
→現在の表示名称「トコフェロール」は、旧表示指定成分であるdl-α-トコフェロールだけでなく、天然ビタミンE(旧表示指定成分ではない)を指す場合もある。酸化防止剤作用。
・ニンジンエキス、オタネニンジン根エキス
→毛乳頭細胞および外毛根鞘細胞増殖促進による育毛作用。
<局所刺激型>
・ショウガ根エキス
→ショウガ科植物生姜の根茎から抽出したエキス。血行促進効果で育毛剤やくすみ防止が期待できる。皮膚細胞活性化により老化防止にも適する。エタノール抽出(チンキ)をショウキョウチンキとして医薬部外品にも利用される。
・トウガラシ果実エキス
→香味成分カプサイシン、βカロチン、ルテインなど豊富に含まれる。辛い物ものを食べると汗が出るのは、血行促進発汗作用があり入浴剤として多く使用される。
旧表示指定成分 皮膚・粘膜を刺激。充血・熱感を生じる。多量に飲み下すと致死性。毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。皮膚を刺激。飲み下すと嘔吐・下痢・腹痛。抽出溶媒がエタノールの場合「トウガラシチンキ」に該当する。溶媒によって変わるものの念のために「ネガティブリスト」該当成分であるとしておく。全ての化粧品に対して、抽出溶媒がエタノールに限り、マメハンミョウエキス、ショウキョウエキス、トウガラシエキス、トウガラシ果実エキスの合計量は100g中に1.0gまで。旧粧原基002270「トウガラシチンキ」に対応する表示名称として設定されている。
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