機能性成分 紫外線防止

近年オゾン層破壊で紫外線による身体への影響が問題視されています。
※UV-A (400–315 nm)、UV-B(315–280nm)、UV-C (280 nm 未満)
→A、Bが地上に届きやすい

紫外線の波長は短くは高いエネルギーでシワなどの問題で老化を引き起こします。

紫外線遮蔽するもので「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」があります。

※色を感じる原理

※カラーサークル

※有機化合物は計算で色の予測は可能



ただし紫外線吸収剤(有機化合物)は分解して刺激アレルギーを引き起こすことがある報告があります。
量の規制(ポジティブリスト)もあるため注意が必要です。

<紫外線吸収剤>
・オキシベンゾン
ベンゾフェノン誘導体石油由来で水に不溶。紫外線吸収作用がそれほど高くない。
オキソベンゾン-3のみ旧表示指定成分。
※1(ジヒドロキシベンゾフェノン)、3(オキシベンゾン)、4(ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸)、5(ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム):UV-B波カット
※2(テトラヒドロキシベンゾフェノン)、6(ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン):UV-A、B波カット
※9(ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム):UV-A波カット

・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
シナモン仲間桂皮油「ケイヒ酸」を合成したもの。
UV-B波カットに優れる。

・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
石油由来、UV-A波カットに優れる。油にも水にも溶けにくいため、分鎖・二重結合がある油を用いるとよい。



<紫外線散乱剤>
・酸化チタン
→欧州委員会「化粧品への酸化チタンの配合は、最終製品中での上限値を25%とする」とした。※ほかの海外も25%上限。 酸化チタン(Ⅳ) 労働安全衛生法。「イルメナイト」鉄鉱を細かく砕きつくる。酸化亜鉛より高価。光の反射性が高く白色顔料、ファンデーションまどメイク関係にも利用される。光触媒作用で異物・異臭(有機系 菌、悪臭)等を分解する作用があり、表面処理加工することが多い(水酸化Al、ステアリン酸、シリカ、含水シリカ、ハイドロゲンジメチコン等) ベースオイルとの馴染み性や海外出荷する際は注意が必要です。紫外線吸収剤よりはマイルドと言われているか「ナノ化(100nm以下)」が問題視されている。

・酸化亜鉛
→欧州委員会(EC規制No.1223/2009 Annex VI)は「化粧品への酸化亜鉛の配合は、ナノ/非ナノ共に最終製品中での上限値を25%とする」とした。※ほかの海外も25%上限。








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ケアプロダクトデザイナー:家庭用化学製品開発製造販売技術者:104

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今後も更新がんばります。

どうも日用品関係の情報をまとめる人です。
2021年4月2日からブログ毎日更新。

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