乾燥によるシワの予防改善する成分を抗シワ・エイジングケア成分という。
平成22年7月新たに認可された効能表現「乾燥による小ジワを目立たなくする」というものが訴求できるようになった。
https://www.jcia.org/user/approach/news_release/news2
ガイドラインもあり、エビデンスが重要ですので注意が必要である。
・乾燥性のシワ
主に角質層の乾燥に起因するシワ、保湿により改善可能(野菜が水を失うとシワシワするイメージ)
コラーゲンやヒアルロン酸が保水性があり効果がある。
・目尻などの小ジワ
組織学的に表皮から真皮乳頭層(真皮上部)あたりが変形しシワ発生する。
変形を抑える・代謝をあげるのが「ビタミンA誘導体」:ヒアルロン酸合成促進である。
・額頬長く深い明瞭なシワ
永久的なもので、自然老化細胞組織変化と光老化がある。
真皮コラーゲン繊維・エラスチン線維などの量的質的変化を防御することで予防改善につながる。
「レチノイン酸」「レチノール」がその成分である。
※パルミチン酸レチノール:Retinyl Palmitate:视黄醇棕榈酸酯 (ビタミンA油)
油溶性。真皮組織コラーゲンやエラスチンなどの生成促進が期待できる。
紫外線によるシワやくすみ、乾燥による小ジワ、加齢による肌トラブル防止製品に配合される。
※フラーレン:Fullerenes:富勒烯
イコソヘドロン(正二十面体:サッカーボール球状)構造をもつ炭素分子。
フラーレンは従来水に溶けにくいものである。高度精製した「生体適応型水溶性フラーレン」が開発されている。
→ビタミンC60バイオリサーチ
細胞死防御し、シワ予防改善老化防止作用がある。活性炭のように吸着作用があり、活性酸素や紫外線により発生する老化物質除去し無害化する。抗酸化力はビタミンCの100倍以上らしい。
※アセチルヘキサペプチド-8:Acetyl Hexapeptide-8:乙酰基六肽-8
植物由来アミノ酸ペプチド。
筋肉動き神経伝達物質を抑制し、シワ予防改善 ボツリヌス毒素(菌)治療「ボトックス注射」から開発(スペイン)。
ボトックス注射は即効性がないが、シワ原因物質分泌を抑え、神経細胞活動を和らげる。筋肉の萎縮を減少させ表情筋緊張緩和する。シワ予防改善が期待できる「塗るボトックス」として認知される。
※パルミトイルペンタペプチド-4:Palmitoyl Pentapeptide-4:棕榈酰五肽-4
線維芽細胞に働きかけコラーゲン生成を促進、シワ改善し皮膚に潤いを与える。筋肉弛緩効果により深いシワを改善する。「アセチルヘキサペプチド-8」よりは穏やかに作用する。体内中のアミノ酸に類似しアレルギー副作用が少ない。
※ユビキノン:Ubiquinone:泛醌
総称はユビキノンであり、なじみがあるのはコエンザイムQ10のことである。またCOQ10とかビタミンQとも言う。上記αリポ酸のように細胞膜内のTCA回路内に存在する電子伝達体(酵素)のひとつである。あるTV番組で話題になった。日本でも2001年に医薬品の範囲に関する基準(いわゆる「食薬区分」)が改正され、さらに2004年化粧品基準が改正されて、健康食品や化粧品への利用に道が開かれた。その結果、抗老化作用を訴求したユビキノン(コエンザイムQ10)含有の健康食品や化粧品が市場に氾濫し、品薄で入手しにくいほどの人気を博している。 しかしながら、そのような薬効を臨床的に検討したデータはまだ乏しく、詳細な効果についてはまだ詳しくわかっていない。内服ならともかく外用で効果があるのかは不明 わからないからとりあえず少しならOKになっているふしもあるのか?。細胞の老化を防ぐ抗加齢作用を持つ。紫外線による発生する活性酸素を抑制効果(抗酸化作用)が高い。ヒト体内に存在しエネルギー生成生命維持に重要な酵素。紫外線によるシワくすみ、乾燥小ジワ、加齢肌トラブル防止製品に配合される。
※白金:Platinum Powder、Platinum:铂粉 プラチナ
食品添加物でも利用されている(厚生労働省認可)。活性酸素は11種あると言われている。ユビキノンは特定活性酸素のみ作用するが、白金はそのすべてを除去でき安定で半永久的に作用する強力な抗酸化物質。
労働安全衛生法に基づくラベル表示及びSDS交付義務対象物質 (令和3年1月1日現在 674物質(群)):白金及びその水溶性塩で「別表第9 表示裾切:1%未満。通知裾切:0.1%未満。」となっている。
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